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活動について

全隊員は2年間の活動期間中、全5回の報告書提出義務がある。
10月提出の2号では報告書と別に「活動計画表」というロードマップを作成して提出する必要がある。
まとめ終えたついでに今日は私自身の活動について少し書いてみようと思う。
若干文章長め、お許し頂きたく(笑)



私の派遣要請の内容は、
 州エコノミストのタイトルで開発計画の全般の対応を行うこと。
 具体的には、
 ・各種統計データの収集、データ分析
 ・既存開発方針の見直し、要望調査及び開発計画立案、実施管理
 ・住民の経済活動参加促進、現金収入増加策(1村1品運動など)
 ・地域経済振興策等の対応
 ・配属先スタッフ及び村落家庭への各種啓蒙活動
 これらのうちで可能なものから、対応していくことが期待される。

※以上、募集ボランティア要望調査票より

経済専門家!? 経済分野への予備知識など皆無に等しい。
周知の事実ではあるが、実際の活動と大きくずれることがあるのが
この「募集ボランティア要望調査票」である。
なに、そんなのは大した問題ではない。
開発途上国には他にもクリアすべき問題は山積みである。



さて私自身、活動を始動するに当たり、
まず経歴を含めた自己紹介資料を作成したところ、
抜群の反応を示したのが「SE(SystemEngineer)経験」である。
といっても、人より少しパソコンに関する知識がある程度のものなのだが、、

正規品でないOSなども普通に使われており、
当然ながらプログラムのアップデートもかけられていない。
ライセンスについての認識はとても口に出していえるような状況ではないが、
これは全世界の発展途上国(だけとも言い難いが…)に共通していることのような気がする。
だからこそ野放しにするのではなく、
計画しているワークショップなどで逆に積極的に啓蒙活動を行っていくつもりである。

また州政府内のPCには本当に多くのウイルスが蔓延している。
幸か不幸か州政府にはネットワーク回線がないため、その大多数が古いウイルスである。
しかし多くが、その古いウイルスに悩まされており、解決してほしいとの依頼が本当に多い。
「PCを直して」「アンチウイルスをインストールして」などと
次々と私の元にPCをもってくるが、正直なところキリがないというのが実情。
セーフモードで立ち上がらなかったり、レジストリエディタが開けなかったりするとさすがに厳しい。

それとは別で、無線LAN構築の設計を上司より依頼されている。
相当数のPCが普及し始めていることもあり、次はファイルの共有化を始めたいとのこと。
全体構築予算は2011年度下期に計上予定らしいが、一部限定のスモールスタートをしたいらしい。。。

この要望については、単体で設計を行ってしまうと環境が環境なだけにとても危険である。
ネットワーク構築、運用開始の前に全職員のセキュリティへの意識付けが必須である。
付け加えてこの10月、ついにここマヌス島にもブロードバンド環境が整いだしている状況である。
詰まるところ、PCセキュリティ対策は急務なのである。
『一度流れ出した電子データは、取り返しがつきません。』
いつかの業務で使ったフレーズを思い出した。

PC関連の他では、採算性の悪い部局の調査や、
「CLDC(Community Learning and Developing Centre)Program」プロモーション活動などを予定している。
後者(CLDC)は、村落の住民が開発の主導権を持ち、
自主的に自分たちの力で彼らの生活を改善しようとするものである。



私の前任者は活動拠点をボートでしか行くことの出来ないビレッジに置いていた。
活動現場の確認と前任者がオンリーワンの理解者と呼ぶビレッジのチェアマンと話す機会を持つため、
ビレッジには赴任してから3ヶ月の間に既に2回訪れたが、
順調に行って片道2時間の行程はなかなかの苦行だ。
風の強い日に当たれば、波間を縫う小型ボートは
どんなテーマパークのアトラクションもびっくりなほどに飛び跳ねる。
そして着水と同時に激しく背中やお尻を打つことになる。。

前任者のビレッジでの活動は「村落開発普及員」という職種のまさにお手本。
JICAによる事前研修で教わった「ニーズを拾う技術」を使って、
実際に村民が直面している問題を解決するためのいくつかのプロジェクトを行っていた。

しかしながら、継続しているプロジェクトとボランティアがいなくなったことにより
止まってしまったプロジェクトがあることを知った。
前任者はビレッジのチェアマンに対し技術教育までを行っていたが、
当人と何度か話すうちに理解が完全ではないこともわかった。

村民の自助努力でプロジェクトが継続可能なのであれば、
その準備や助言などを全力でサポートしていきたいと思うが、
ボランティアがいなくては継続できないようなプロジェクトなのならば、
いっそのことやめてしまってもいいとさえ私は思っている。
但し、相手の意見を納得いくまでしっかりと聞き、理解することは忘れてはならない。

前任者の活動を継続するか否かで悩むこの問題は、
「新規」案件ではなく「継続」案件の隊員ならば多くの人が共感するのではないだろうか。



州政府職員でさえ、いわゆる「ホウ・レン・ソウ」が出来ない実情を目の当たりにすると
色々と考えてしまうこともある。
「州政府スタッフとはとても仕事を一緒にする気になれない」と報告書に記し、
メインの活動拠点、パートナーを州政府以外に選んだ前任者の考え方も一理ある。

しかし自分は州政府職員として派遣されているわけで、州政府の一員として
まずそこで抱えている自分にしか解決できない問題をクリアしていきたいと考えている。
職員が直面している問題を見て見ぬ振りすることは出来ない。



色々云々書いてはいるが、配属先であるここマヌス島の住民は大変穏やかな人々。
現在、外務省渡航情報では「渡航の是非を検討して下さい」と
大変危険な国扱いになっているが、この島限定で言えば全く別国のような感覚。
まぁ、危険といわれる地域までが遠い、情報すら入らないという噂もあるが(汗)

10月に入りようやく貸与予定だった二輪車も到着し、悠悠自適な日々を過ごしている今日この頃。
分科会と呼ばれる研修で少しの間、第二次世界大戦の激戦地となったラバウルに行くことに。
久々の小都会とそれに背中合わせの少しの危険を感じながら楽しんでこようと思う。

ところで「ラバウル小唄」って知ってます?


Lukim yu gen!(現地語で「また会いましょう!」)

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プロフィール

ゆーすけ2ごう

Author:ゆーすけ2ごう
 
青年海外協力隊
 平成21年度4次隊
 任 国:パプアニューギニア
 職 種:村落開発普及員
 所 属:HELP FARMERS 15
 あだ名:あらーきー

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